昭和時代のバブルを迎える直前のお話です。


豊田商事事件がありました。


豊田商事の創業者は永野一男です。


高齢者のみのご夫婦や独居高齢者宅をターゲットに、投資商品のゴールドを売りつけます。


購入時にゴールドを実際に手渡せば問題ないのですが、豊田商事は会社の金庫でゴールドを保管するという理由で、預かり証なるものを手渡すだけでした。


それでも会社の金庫にゴールドを保管してあれば問題ありません。


でも、ゴールドなどありませんでした。


ペーパー商法という詐欺行為です。


永野一男はこのペーパー商法で当時の金額で2000億円近くを手中に収めました。


お客さまからゴールドの引き渡しを求められれば、10年間はそれができないと突っぱねました。


やがては警察の捜査が入ることになり、永野一男は逮捕されることとなります。


逮捕直前の永野一男はマスコミが取り囲む自宅マンションにひきこもります。


そこへ突如として現れた右翼団体の2人が、永野宅のガラス窓を叩き壊し侵入して、日本刀で永野一男を殺害します。


衝撃映像が衆人環視のマスコミのカメラに映し出されました。


Mさんはこの映像を喫茶店のテレビでナポリタンを食べながら見たそうです。


もしかしたら、ミートソースだったかもしれません。


そんなものはどっちでもいいです。


やがて日本は空前絶後のバブル時代に突入します。
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