弊社Qさん宅は、いつしかMさんから人形の家と呼ばれるようになりました。


あははははは・・・・・。


ラブドールに囲まれたお部屋ですからね。


人形の家は表現が良すぎます。


人形の家はノルウェーの劇作家イプセンの戯曲です。


主人公のノラは弁護士の夫メルヘルに溺愛され何不自由なく暮らしてきました。


ところが、事件が起きます。


ノラはかつて重病に陥り金銭に困った夫メルヘルを救うために、メルヘルに内緒で信用証書偽造の罪を犯して金銭を捻出した過去がありした。


メルヘルは新しく銀行の頭取に就任します。


就任後に以前から気に入らなかった部下を解雇しようとした時、その部下からノラの過去の犯罪を暴露されてしまいます。


メルヘルは怒りました。


しかし、ノラの信用証書偽造行為が自分ために犯した罪と知り、メルヘルのノラに対する態度は急変します。


普段と変わらぬ優しい態度になります。


その時にノラはすべてを察しました。


今までのメルヘルの自分に対する愛情は、人間として対等のものではなく、かわいい人形のように扱われていただけだと。


ノラはこれを機に家を出ます。


自立を目指したんですね。


夫に頼らぬ女性の自立です。


人形の家は19世紀の戯曲ですけど、後のフェミニズムへの先駆けとなった作品とも評価されています。


ラブドールに囲まれたQさん宅を人形の家と呼ぶのは、いかがなものかと思います。
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